2016年6月14日火曜日
ロングレンジ機として考えるEOS 80Dの魅力
動画撮影に適したバリアングル液晶
45点オールクロスAF(27点開放F8対応)
EOS 80D、CP+2016で触って驚きましたが、ミドルクラス機として実によくまとまった仕様になっていると思います。ある部分では、7D Mark2を凌ぐ性能を有しているので製品ヒエラルキーを守るCanonにしては珍しいことですね。
ミドルクラスには幅広いユーザー層へのアピールが必要になりますので、静止画と動画の融合の観点からいえば、メーカーからすれば80Dに期待する役割が大きいということなのかもしれません。
デュアルピクセルCMOS AFにより、ライブビュー撮影時でも5コマ/秒の連射が可能です。(ファインダーでは7コマ/秒)
そして、AFが45点中27点が開放F8に対応しているということ、7D Mark2は中央1点のみ、D500は15点(うち9点選択可能)という仕様になっています。
f5.6.の望遠レンズ+エクステンダーx1.4、または、f4.0の望遠レンズ+エクステンダー×2が27点のAFポイントで利用できる、ということです。
70mm-200mmf4のレンズならエクステンダーx2の利用で35mm換算で約640mm
100mm-400mmf5.6ならレンズならエクステンダーx1.4の利用で35mm換算で約896㎜
という画角が得られます。
600mm画角のレンズですとサードパーティーからズームレンズが出ていますが、キャノンのL単になると著しく価格が高くなりますので、手持ちのレンズ群を活かしてエクステンダーで望遠端を稼ぎたい!、という人にとってはレンズを買うよりもボディーを買ってしまったほうが割安、という状況になります。(もちろんコスト見合いで画質は劣化しますけど。)
7コマ/秒じゃ物足りない、という意見もあるでしょうが、手持ちのEFレンズを活かしていまよりもズーム端がほしい、ついでに位相差AFも欲しい、という人にとってはボディ単体で考えても魅力的です。
もっとも、AIサーボはIIのままですし、連射も10コマ/秒の7DMark2よりは3コマ/秒ほど劣ります。ですから、7DMark2がファームアップでF8対応領域を拡大してくれるのを待つ、という人もいるのではないでしょうか。
80Dの27点F8対応のみを気にするユーザー層はそれほど多くない気もしますが、
「多少暗めのレンズでのロングレンジでの撮影でも、いかんなくデュアルピクセルCMOS AFの性能は発揮できますよ」
「ロングレンジでも動画はFHD60fpsでとれますよ」
「タッチパネル液晶でピント合わせができますよ」
という風にみれば、このカメラをもって運動会やスポーツ撮影をする人(これからしたい人)もターゲットに据えている、と見ることもできますね。
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