デジタルカメラと動画の世界を探求するサイトです

2016年6月12日日曜日

初代7D使いがD500でもα6300でもなくFZ1000を導入した理由(その3)

0 件のコメント :
The key factor is sensor.

4K30fpsの動画から静止画1枚を切り出す。いわゆる4Kフォトを嗜好した場合、「必要なのは画素数でも極端な高感度特性でもなく、動画撮影に関してのAF性能と画像処理性能ではなかろうか?」というのがCP+2016でいろいろなモデルを試した時点での仮説でした。

とかく、4Kフォトと言うとなにやら凄いように感じてしまうのですが、要は約800万画素の30コマ/秒~ですから、いまの技術であればそれこそXperia Z3の時代から(いろいろ制約はありますが)出来ていることです。

CP+2016で触った感じでは、1DX Mark2は文句なし。フラグシップ機として値段に見合う仕事はしてくれそうです。α6300も動体追従性能だけ見れば文句なし。この2機種が素晴らしかったのはセンサーで、その上1DXMark2は画像処理エンジンの働きも素晴らしかった。α6300も画像処理エンジンは良い仕事をしていたのでしょうが、いかんせん小さいボディーで頑張りすぎですぐ発熱しますね。

肝はライブビュー撮影時(α6300はミラーレス)のAFで、この時のAF鍵を握るのがセンサー単体での位相差検出方式かどうか。技術的にはキャノンはデュアルピクセルCMOS AFで、ソニーは像面位相差AFで解決しています。

D500のライブビュー時の撮影では合焦速度に甘さが見られ、パナソニックのGH4も似たような感じでした。パナソニックは空間認識AFを採用してますが、(若干語弊があるかもしれませんが)これは2枚の画像を取得して、ソフトウェアとCPUの処理で正しい合焦点を導き出す、というものです。

D500の場合はライブビュー撮影時はコントラストAFのみなので、その点では動きものの4Kフォトには不向きと考えることができます。とはいっても、スティルの性能は優秀なので動画撮影の観点から見ているから不向きとなるのですが・・・。

逆にいえば、D500の場合はローパスレスフィルターなので、シビアなAFが求められない4K動画であれば、センサー性能を活かした良い撮影が期待できそうです。

動画撮影時のAFがコントラストであったり、高い動体追従性能を有していても安定的な撮影ができないのであれば、マウント追加をするほどでもなく、かといえ1DXMark2は高すぎる(もっとも、REDなどのシネマカメラを買おうと思えば安いのですが)ということになったわけです。

FZ1000だって動画撮影時は空間認識AFは効いてないし、コントラストAFじゃない?

というツッコミはありそうですが、それはその通りです。しかし、価格が安かった(笑)

そして、その性能はといえば、以外とAFが粘ったというのが正直なところです。先日のレッドブル・エアレースの動画内で、タイムアタックのシーンで何回か微妙にピントを外すシーンがあるのですが、被写体のコントラストが厳しかったり、被写体の前に障害物が現れるとピントを外すことは事実ですね。

関連記事

同じことはスティル撮影時の初代7Dでもおきてましたので、そうなると今後は像面位相差検出方式のAFは不可欠ということになります。

しかしながら、空撮りYoutuberの方々の動画を拝見すると、上手い人はまったくピントを外してない人もいます。「あそこのアングル厳しいんだけどなぁ~。」と思いながら見てるのですが、MFなのか機材なのかなんなのか、一度聞いてみたいものです(笑)





スポンサードリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿