2016年6月19日日曜日
次期5Dは静止画と動画のバランス機?
May be well balanced between still photo and movie.
おそらくは本年中に発売になるであろう、次期EOS 5D。5D MarkIIIが登場したのは2012年3月になりますので、既に4年が経過していますね。
5D MarkIIIのキャッチコピーは「地球の光をすべて受けとめるために」でした。当時、高感度性能に秀でていたフルサイズ機ということで、高解像度と高感度性能を高い次元でバランスした機種として登場しました。
フルサイズ機での高解像度、高感度性能競争時代の幕を開けたのが5D MarkIIIで、その後SONYがα7シリーズを発表するまで、販売台数からみても市場のベンチマークとして存在している機種だろうと思います。
SONYは高解像度はα7r2で、高感度はα7s2というラインナップで性能面から5D MarkIIIを凌駕します。両機種の現在のセンサーはExmor Rで裏面照射型センサーです。裏面照射型センサーはもともとノイズが多いセンサーでしたが、高感度特性には優れた性能を示していました。
SONYはまず携帯でセンサー性能に磨きをかけ、熟成を重ねてフルサイズに搭載してきたのだろうと思います。
(余談ですが、実際のところ、個人的に所有している初代RX100とRX100M3と同じ裏面照射型センサーと言われているFZ1000を比べてみると、ISO800以下では初代RX100のほうがノイズは少ないです。それどころか、初代RX100は5D MarkIIIに近い描写をする時もあります。)
同じように、高解像度性能の追求に関しては、5D MarkIIIの派生機種として、Canonは5Ds、5Dsrを投入してきます。
両社とも高解像度、高感度性能という二律背反する性能を追い求めながら、商品のラインナップを増やすことで市場の拡大を図ってきた、(もしくは、細分化する市場ニーズに技術面、マーケティング面で対応してきた)のでしょう。
今年、Canonはまず1DX Mark2を市場に投入してきました。最高14コマ/秒、4K60fpsの性能です。静止画の動体撮影性能を追求し、モニターにタッチフォーカスを搭載していますので、4K動画800万画素の60コマ/秒を無限連射で補うという使い方が可能です。
80DではFHDでの扱いやすさ、APS-Cと開放F8で27点対応というロングレンジでの使用可能性を示しています。
この2機種を支えているセンサーがデュアルピクセルCMOSです。
5Ds、5Dsrで高解像性能を追求していますから、次期5Dでは全体のバランスを崩さない範囲で高画素化が図られることと思います。連射性能は8~9秒/コマだとして4K動画は30fpsになるか60fpsになるか?
個人的には1DX Mark2が動体性能を追求してきたので、次期5Dは連射性能を高めながらも、総合的なセンサー性能を向上しつつ、4K動画は30fpsにとどまるのではないか?と想像しています。
https://inspirationttwr.blogspot.com/2016/06/5d.html次期5Dは静止画と動画のバランス機?
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