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2016年2月14日日曜日

D500とライバル機のライブビュー撮影時のAF方式の違い(D500検討その3)

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Which one is the most highest AF speed?


ライブビューでの動画撮影に関して、Nikon D500、SONY a6300、Panasonic GH4、Canon EOS 7D MarkII、Olympus E-M5 MarkIIの5台のセンサーとAF方式を比較してみました。

AF速度は体感的なもので比較するしかありませんし、センサー性能、CPUの処理性能、レンズ性能、AF方式を合わせたデジタルカメラのトータルパッケージで決まってくるものだと思います。しかし、これから4Kフォトが当たり前になってくる時代としては、AF速度と正確性、追従性はますます重要になってくると思います。

例えば、D500は3軸電子手ブレ補正機能が搭載されていますが、4K撮影時には有効になりません。これはおそらく、4K動画処理の負荷がかかるために切っている可能性があるかもしれませんね。他の4K動画機もボディー内手ぶれ補正は搭載されていませんので熱処理の問題等まだまだ技術的なハードルが高いのかもしれません。

現時点で4K動画撮影が可能でボディー内手ぶれ補正対応機種はSONYのa7RIIとa7SIIの2機種となります。

以下はAPS-Cおよびマイクロフォーサーズの4K対応機、それとFullHD対応機のライブビュー撮影時のAF方式の違いを比較したものです。



4K動画機
- D500 a6300 GH4
有効画素数 2088万画素 2420万画素 1605万画素
センサー 光学ローパスフィルターレス Exmor COMSセンサー Live MOS センサー
センサーサイズ DXフォーマット APS-C マイクロフォーサーズ
動画性能 4K/30fps 4K/30fps 4K/30fps
ライブビュー時AF方式 コントラスト方式 像面位相差方式+コントラスト方式 空間認識方式+コントラスト方式
ボディ内手ぶれ補正 3軸電子手ぶれ補正 なし なし
(ただしFULLHDまで) - -



FullHD動画機
- EOS 7D MarkII E-M5 MarkII
有効画素数 2020万画素 1605万画素
センサー デュアルピクセル CMOS Live MOS センサー
センサーサイズ APS-C マイクロフォーサーズ
動画性能 FullHD/59.94fps FullHD/59.94fps
ライブビュー時AF方式 デュアルピクセルCMOS AF コントラスト方式
ボディ内手ぶれ補正 なし 撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正

ライブビュー時の撮影に関しては、D500はコントラスト方式となります。a6300は像面位相差+コントラスト方式のハイブリット。GH4も空間認識方式とコントラスト方式のハイブリットです。

7DMarkIIはデュアルピクセルCMOS AFで、これはセンサー単体で位相差方式AFを実現しているCanonの独自技術。より上位機種のCINEMA EOSシリーズでも採用されています。

E-M5 MarkIIはコントラスト方式ですが、実機を触った限りではGH4の空間新式方式よりも好印象で、ピント合わせに迷いがない感じでした。両機ともマイクロフォーサーズ規格でレンズも小さいこともありAFは速いのですが、両機の違いは印象的でした。

コントラスト方式でもCPUの処理速度が早ければAF速度が致命的に遅く正確性を欠くということはないと思いますし、E-M5 MarkIIのようにAF精度向上のための技術的なチューニングが進んでいれば、コントラスト方式でも高速で正確なAFを実現することも可能ですから、はやくD500とa6300の実機を試してAF精度を確認してみたいですね。



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