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2016年12月3日土曜日

OM-D-E-M1 MarkI2の動画撮影の優位性を考える

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OM-D-E-M1 Mark2は、動画撮影兼用のデジタルカメラとしては最高のパフォーマンスを誇るのではないかな?とその可能性を感じています。それを支えているのは「像面位相差センサー」と「高速画像処理エンジン」の二つですね。



まず、センサーは「121点オールクロス像面位相差センサー」。これを画像処理エンジン「TruePic VIII」で処理するのですが、従来機のOM-D-E-M1比で3.5倍の処理速度を達成しています。

最近、AFの高速化には「像面位相差センサー」が必須なのでは?と感じるのですが、ピクセルレベルで見ると画質が犠牲になるのでしょうから、このあたりは技術的なバランスが必要なのだろうと思います。

OM-D-E-M1 Mark2の動画撮影の優位性としては、「像面位相差+新開発の画像処理エンジン」で、高速なAFを実現しながら画像処理に余裕があるので付加機能がいろいろと付いています。

これに業界でも最高を誇るであろう、「ボディー内5軸手ブレ補正」で5.5段分、レンズ側の手ブレ補正機能と合わせると6.5段分の手ブレ補正が実現されています。

4k動画の撮影は高精細なだけに手ブレとピンぼけが目立つことです。実際のところFZ1000を使っていて感じる問題のほとんどは、この二つに集約されるといっても過言ではありません。

コントラストAFのFZ1000の場合は、被写体コントラストが厳しい場合はまったくピントが合いませんし、こちらに向かってくる被写体に対して、ズームで画角を変える場合などでもピント合わせを迷うので、失敗動画になるケースが多々あります。


手ブレの場合は、パーンやティルトするケースなどではカクカクした映像になる(縦横軸の手ブレ補正が効く為)ケースがあるので、逆に切ってビデオフルード雲台を使うのでそこまで気にならないかもしれませんが・・・。

OM-D-E-M1 Mark2が、「像面位相差+新開発の画像処理エンジン」&「ボディー内5軸手ブレ補正」でどの程度対応できるのか?実に興味があるところです。

動画撮影での優位性は「像面位相差センサー」による動体処理だけではありません。期待できるのがデジタルシネマ規格4K24fpsで237Mbpsの高ビットレートであること。そしてカラーグレーディング用に動画専用ピクチャーモード「Flat」を用意していることです。

FZ1000では4K動画を100Mbpsで撮影することができます。この高ビットレートが4K静止画切り出しの際のJpg切り出しの時に結構重宝していて、そこそこ使える画像が切り出せたりするのは嬉しかったりします。

2016.11.27 百里基地航空祭
FZ1000 4KPhoto


もちろん、情報量が多いので後処理が大変でしょうし、SDカードやらバッテリーの消費量が多そうな気もしますが、個人的な撮影スタイルからすれば、高ビットレートは嬉しいですね。

後はレンズ選びということになりますが、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROと、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROがあればまず問題ない撮影ができるかな?と思います。

これにM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROがあれば最高ですね。





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