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デジタルカメラと動画の世界を探求するサイトです

2016年12月3日土曜日

OM-D-E-M1 MarkI2の動画撮影の優位性を考える

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OM-D-E-M1 Mark2は、動画撮影兼用のデジタルカメラとしては最高のパフォーマンスを誇るのではないかな?とその可能性を感じています。それを支えているのは「像面位相差センサー」と「高速画像処理エンジン」の二つですね。



まず、センサーは「121点オールクロス像面位相差センサー」。これを画像処理エンジン「TruePic VIII」で処理するのですが、従来機のOM-D-E-M1比で3.5倍の処理速度を達成しています。

最近、AFの高速化には「像面位相差センサー」が必須なのでは?と感じるのですが、ピクセルレベルで見ると画質が犠牲になるのでしょうから、このあたりは技術的なバランスが必要なのだろうと思います。

OM-D-E-M1 Mark2の動画撮影の優位性としては、「像面位相差+新開発の画像処理エンジン」で、高速なAFを実現しながら画像処理に余裕があるので付加機能がいろいろと付いています。

これに業界でも最高を誇るであろう、「ボディー内5軸手ブレ補正」で5.5段分、レンズ側の手ブレ補正機能と合わせると6.5段分の手ブレ補正が実現されています。

4k動画の撮影は高精細なだけに手ブレとピンぼけが目立つことです。実際のところFZ1000を使っていて感じる問題のほとんどは、この二つに集約されるといっても過言ではありません。

コントラストAFのFZ1000の場合は、被写体コントラストが厳しい場合はまったくピントが合いませんし、こちらに向かってくる被写体に対して、ズームで画角を変える場合などでもピント合わせを迷うので、失敗動画になるケースが多々あります。


手ブレの場合は、パーンやティルトするケースなどではカクカクした映像になる(縦横軸の手ブレ補正が効く為)ケースがあるので、逆に切ってビデオフルード雲台を使うのでそこまで気にならないかもしれませんが・・・。

OM-D-E-M1 Mark2が、「像面位相差+新開発の画像処理エンジン」&「ボディー内5軸手ブレ補正」でどの程度対応できるのか?実に興味があるところです。

動画撮影での優位性は「像面位相差センサー」による動体処理だけではありません。期待できるのがデジタルシネマ規格4K24fpsで237Mbpsの高ビットレートであること。そしてカラーグレーディング用に動画専用ピクチャーモード「Flat」を用意していることです。

FZ1000では4K動画を100Mbpsで撮影することができます。この高ビットレートが4K静止画切り出しの際のJpg切り出しの時に結構重宝していて、そこそこ使える画像が切り出せたりするのは嬉しかったりします。

2016.11.27 百里基地航空祭
FZ1000 4KPhoto


もちろん、情報量が多いので後処理が大変でしょうし、SDカードやらバッテリーの消費量が多そうな気もしますが、個人的な撮影スタイルからすれば、高ビットレートは嬉しいですね。

後はレンズ選びということになりますが、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROと、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROがあればまず問題ない撮影ができるかな?と思います。

これにM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROがあれば最高ですね。





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2016年11月21日月曜日

OM-D E-M1 Mark2はカテゴリーキラーか?

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OlympusからOM-D-E-M1 Mark2が正式発表されました。オリンパス初の4K動画機になります。
マイクロフォーサーズ機として熟成を進めた2代目フラグシップは主に動態撮影に強みを発揮しそうなスペックになっていますね。

注目のスペックは以下
・AF/AE追従で最高18コマ/秒の連続撮影
・121点オールクロスの像面位相差AF搭載の2037万画素Live MOSセンサー
・5.5段のボディ内5軸手振れ補正
・4K27P(シネマクオリティー)で、237Mbpsの高ビットレート
・50Mハイレゾショット
・防塵、防滴、耐低温設計

まず、連射性能が素晴らしい。

AF/AE追従のメカシャッターで10コマ/秒、電子シャッターで18コマ/秒。AF/AE固定の電子シャッターで最高60コマ/秒RAWで48コマ、JPEG LNで48コマ)、AF/AE固定のメカシャッターで最高15コマ/秒(RAWで84コマ、JPEG LNで117コマまで)

AF/AE追従のメカシャッターであれば、EOS 7D MarkIIやD500と同等ですが、電子シャッターであればEOS 1Dx MarkII超えの性能です。これがRAWで撮れるというのですから凄いスペックですね。2037万画素でAF/AE固定ですとRAWで最高48コマとのことですから、実質的には6K/30fpsフォト超え、ということになります。

動画性能は4K/30fpsですが、4K/27fpsのシネマクオリティーで237Mbpsという高いビットレートです。記録方式はMPEG-4AVC/H.264。競合機はだいたい100Mbpsですから、編集用の素材づくりには十分なクオリティーを保持しているのではないでしょうか。

静止画では50Mのハイレゾショットが可能です。8コマ撮影するので三脚は必須かと思いますが、フルサイズの高画素機に匹敵する高精細な画像を撮影することができます。

さすがにハイレゾショットを手持ち撮影可能なほど手振れ補正は効かないようですが、高いAF/AE追従性を5.5段分のボディー内5軸手振れ補正が支えます。

デモ機を手にしたユーザーのレビュー動画を見ていますが、気になる動画撮影時でのAF追従に関しても、121点オールクロスの像面位相差AFが効いているようで、E-M5 Mark2よりも素早いAFをしている印象がありますね。

やはり、動きものに関してはセンサーが像面位相差を使っていることは必須です。画像処理エンジンがパワフルであれば、5軸ボディー補正も動画でのAF追従もこなせるわけで、これが4K撮影時でも可能ということであれば、機能的にはD500は超えているのではないでしょうか?

デュアルピクセルAF搭載で4K可能な5D MarkIVに対しては連射性能でアドバンテージがありますし、プライス的には1Dx Mark2よりもはるかに安いのでコストパフォーマンスは抜群ということになります。もちろん、フルサイズ機にはセンサーサイズでの絶対的なアドバンテージがありますが、こと動態+動画の観点からみれば、センサーサイズはさほどハンディにならないということも見逃せません。

マイクロフォーサーズ機としては6Kを予告しているGH5に期待が集まっていましたが、OM-D-E-M1 Mark2はダークホースというかカテゴリーキラーとして実に魅力的なスペックでの登場となりましたね。

像面位相差搭載のマイクロフォーサーズ機なら400mmクラスのレンズがあればさらに画角も稼げますし、先日の入間基地航空祭でのFZ1000で出たようなピント迷いもなさそうです。



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2016年11月20日日曜日

DJI Mavicのピント問題とカメラのセンサー考

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DJIの小型ドローン、Mavicが話題になっていますが、「どうもピントが甘いんじゃない?」という声がドローンパイロットからちらほらと聞こえてきているので、いろいろと調べてみました。

結論的には、「タップフォーカスでピントを合わせる」これが基本仕様なのではないかな?と。
では、なぜPhantomシリーズではそういった声が出なかったのかといえば、Phantom4までは搭載カメラがパンフォーカスだから。

この違いを踏まえていないドローンユーザーが多いのではないかなと思います。

だからMavicはダメ、ということでもないのかなと。その補完技術としてDJIはActiveTrackを用意しています。ActiveTrackは被写体をタップすることで自動的に追尾して飛行し、撮影する機能で、被写体の動きにあわせてカメラと機体をコントロールするものです。

被写体の前後追尾、またはその周囲を旋回するトレースモード、被写体と並走するプロフィールモード、どこを飛行していてもカメラを被写体に向け続けるスポットライトモードの3つがあります。

Mavicでは、Active Trackを使ってタップするだけで最適なピントで被写体を追従するので、タップフォーカスを使用することが前提。一方、Phantom4までのカメラはパンフォーカスですからタップフォーカスをしなくても最適なピントが得られる、この違いがMavicのピント問題が生じた原因の一つなのでしょう。

個人的にはパンフォーカスオンリーよりはカメラと機体の制御が進んでいると思ってはいますが、一方で「DJIはなぜデフォルトでパンフォーカスに固定しなかったのか?」という疑問も出ます。

パンフォーカス固定(ピントが動かない)と、デフォルトはパンフォーカスで固定+タップフォーカスで被写体へピントを合わせるというのは似ているようで違うからでしょうか?ドローンのように前後左右に自由に動き回る場合は、被写体との距離が常にかわるのでパンフォーカスを出す場合もピント調整が必要になります。

いちおうMavicのデフォルトではピントはセンターでCボタンを押すことで合わせる仕様。

この点が特定の被写体追従ではない普通の空撮する場合、(Cボタンを押さない限り)ピントが甘いと言われる理由なのかもしれません。

MavicではタップフォーカスとActiveTrackで撮影できるぐらい、姿勢の制御に自信がある分、精度の面で甘さが残るということなのかもしれませんが、それでも飛ばしながら簡単に撮影ができるというのはDJIの技術レベルの高さを物語っている、ということもできます。

より上級者用のInspireシリーズでは、フォーカスコントローラーがありパイロットとカメラマンを別にできる仕様にもなっています。

また、最新のPhantom4 proでは、1インチセンサーのカメラを搭載し、4K60fpsでの撮影が可能となりました。また、パンフォーカス固定ではなくタップフォーカスができます。

4Kですとピントの甘さが映像の甘さに直結するので、このあたりのフィーリングはどうなのだろうか?といったことや、カメラのスペックを見ている限り、もしかしたらセンサーに像面位相差センサーを搭載しているのか?といった期待も高まります。

1インチセンサーで像面位相差を搭載したのは民生機ではRX100Vが初めて(のはず…)。

Inspire2の搭載カメラ、1インチセンサーのZenmuse X4SやマイクロフォーサーズのZenmuse X5Sなどのセンサー仕様も気になるところですね。









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2016年11月13日日曜日

初代7DとFZ1000で挑んだ入間基地航空祭2016

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初代7D使いがD500でもα6300でもなくFZ1000を導入した理由、でも綴っているように、動体撮影での肝はセンサー性能に尽きると結論づけまして、初代7Dの買い替えのかわりにコスパ最高(当時)であったFZ1000を導入したのは2016年の4月でした。

その後、REDBULLエアレース千葉2016を経て、入間基地航空祭2016に行ってきました。その間、D500は順調に売れているようで、α6500は出るは、RX10IIIは出るは、1DXMarkII、5DMarkIV、あげくはα99IIも出て、F8が使える80Dも気になるところではありますが、まだ初代7Dのままです。

入間基地航空祭は昨年につづいて2度目。去年はそこそこ撮影満足度が高かったこともあり、油断して静止画では立ち位置間違えたり画角追い込みすぎたり…。

動画に関してはFZ1000で、C-1輸送機と空挺部隊の降下は4K撮影。外来機ヘリの帰投はFHDで撮影です。(外来機の帰投をFHDにしたのはバッテリーが厳しかったからで、4KでもFHDでも基本的な撮影性能はかわりありません。)

静止画に関してはブルーインパルスとF15の帰投シーンを7D+EF100-400mmIS IIで。
この機材仕様もレッドブルの時と同じです。

動画に関しては、「やっぱりFZ1000のAFCはこういう晴天時の撮影環境だと弱いよね」というもの。

静止画に関しては「7DのAFエリアの狭さは辛いけど、そこそこ画角が稼げているから欲をいえばもう少し連射性能が欲しいね」という感じでした。


C-1輸送機くらいの速度であれば、FZ1000のAFCでも追えるんじゃない?という感じでためしてみたのですが、見事に弱点が出た感じ。

晴天だったこともあり、被写体がはっきりしてくるまでは迷うわけです。このくらいの速度であれば、AFS+マニュアルフォーカスのほうがきっちり捉えられるかもしれませんね。

しかしながら、この動画の元は4Kなのでどのシーンでも800万画素程度で1枚切り出せるというのは魅力といえば、魅力です。


ヘリの帰投シーンはFZ1000のAFはほとんど迷うことはありません。このくらい近くて被写体のコントラストがはっきりしてくると特に気になることはありませんね。

Formation flight by Inspiration TTW on 500px.com


静止画に関しては画角を追い込みすぎて被写体を外すことのほうが多かったので、これ以上のズームよりも連射速度のほうが欲しくなりました。

ただ、動画にしても静止画にしても現状の機材であれば撮影技術でカバーできるような気もしなくもないというところで、投資をして機材を買い換えるほうが良いのか、現行のまま技術レベルを磨いたほうがよいのかは常に葛藤するところです。

機材の性能を1.センサー性能、2.AF性能、3.連射速度(解像度とコマ数)、4.画角、5.撮影技術、の5つにわけて、それぞれを静止画と動画の観点から理想の機材像について考えると、たぶん1DXMarkIIがベストソリューションなのだろうと思いますけどね…。

このところ登場している機材も魅力的なものが増えてきているので、たとえばα99IIならどうなのか?とか、α6500やRX10IIIは?とか、これからいろいろ考えてみたいと思います。




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2016年9月20日火曜日

GOPROとNIKONの新アクションカメラ

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PHOTOKINA2016で発表されたGH5とα99II以外での気になる製品はGoproとNikonから発表されたアクションカメラ。



まずは、Goproから久々の新製品。
-Hero5 Black
-Session5 Black
-Karma Dorone



Nikonからは新しいアクションカメラシリーズ。
-KeyMission 360
-KeyMission 170
-KeyMission 80

それぞれ、しばらく前から出ると言われていたのですが、待っていた人からすればようやくという感じでしょうか。

注目はなんといっても、Karma Droneですね。GoproはDroneでは後発だけに、Karmaシリーズはパッケージングが素晴らしいと思います。特に手持ちスタビライザーがついてHero5 Blackのパッケージで$999というのは安い。

パッケージングが小さくまとまっているので、DJIのシリーズとは明確に差別化されていると思います。

あとはDroneとしての性能がどうなのか?フライト時間やフライト制御、撮影まわりのアプリケーションの利便性が気になるところですね。

NikonのKeyMissionシリーズは、撮影ニーズ毎に製品を分けてきたのが特徴ですね。
それぞれ防水・耐衝撃・耐寒・防塵性能を備えていて、KeyMission 360は文字通り360度撮影ニーズ用。

KeyMission 170は既存のアクションカメラにはない付加価値を盛り込んだ仕様。
KeyMission 80はスマフォではできないことを実現することを利用者に提案する、といった製品区分でしょうか。

個人的に気になる点は、KeyMission 170やKeyMission 80がUSB給電しながら撮影が可能かどうか?冬山でどの程度バッテリーが持つか?とったタフ性能が気になります。

4K動画撮影時の寒冷地撮影って、結構バッテリーには厳しいんですよね。








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GH5開発発表とα99IIの発表

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フォトキナ2016に向けてPanasonicとSonyからフラグシップ製品の発表がありました。

まずは、PanasonicのGH5の開発発表。


GH5の最大の魅力は、静止画6Kフォトと動画4K60fpsでしょう。動画に関しては、4:2:2 10ビットで4K動画記録が可能になります。


気になるセンサー性能は?AFSの精度は?動画撮影時のボディー内手ブレ補正の精度は?等々、気になることはありますが、主要な基本性能は押さえられましたね。

2017年春発売予定とのことですから、ここからどの程度煮詰めてくるのか引き続き注目していきたいと思います。

また、SONYからはAマウントのフラグシップ、α99IIが発表となりました。

こちらは製品発表で、仕様はフィックスされており2016年11月頃発売予定。

気になるスペックは、
・4200万画素ローパスフィルターレス
・最大12コマ/秒(AF追従)
・5軸手ブレ補正
・ハイブリッド位相差AF(AF79点、位相差399点のハイブリッド方式)
・ISO102400、-EV4でAF合焦性能
・フルピクセル4K動画(ビットレートはXAVSで100M)
・S-log3/S-gumt3
・4k×1.8倍のSuper35モード搭載

Canonの1Dx MKIIや5D Mark IVともNikonのD5とも違う、動きモノに強いフルサイズ4K動画機ということでAマウントの復権となりそうなスペックですね。

動画機の観点から見れば、PanasonicもSONYも負けられない戦いといったところで、プロ市場で繰り広げられている開発競争がコンシューマーレベルにも降りてきた感じで、少なくとも8K時代の到来までは、Canonもあわせた三つ巴の熱い戦いが見れそうな感じですね。



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2016年9月11日日曜日

GH5は5D Mark IVキラーになるか?

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GH5 beats 5D Mark IV?

久しぶりの投稿です。この夏の大きな話題といえば、Canonから正式に5D Mark IVが発表されたことでした。


一時は、機材を全部下取りに出して追金で調達か?というところまで検討しましたが、結論的にはMark IVは見送りです。 

物足りなかったのは2点。

-連射性能が思いのほか低かったこと。
-動画性能が4K 30fpsに留まったこと。

トータルバランスが優れた機種ではあると思いますが、Mark IIIユーザーから見て買い替え対象にはなりにくい。この価格ですとMark III以上に静止画性能が欲しければ5DsRになりますし、連射性能が欲しければ1DX MarkIIになります。

となれば、7D → 7D MarkIIが順当な買い替えサイクルになり、動画はFZ1000の4K 30fps、という機材構成になります。

7D MarkIIがファームアップでF8対応のAF範囲が広がれば、その可能性は極めて高くなりますし、仮にならなかったとしたら、7D → 80Dということもありますね。

5D Mark IVの素晴らしいところは、デュアルピクセルCMOSを使って画素数を増やしてきたところではありますが、せっかく画素数を増やしても連射性能はそこまで高くはないので、2016年9月現在では価格アップほどの魅力は感じづらい結果になっています。

一方、ここにきて俄に注目度があがってきているのがGH5です。

市場の噂レベルですが、GH5の目新しいスペックはだいたいこんな感じ。

-20MP センサー
-6K 30fps(ただし、動画ではなく6K フォト)
-4K 60fps(動画)
-4K 4:2:2 10bit内部記録

動画に強いボディー、ということになりますが、6k 30fpsって、1800万画素30コマなので連射にも強いということになりますね。これがRAW記録されるのかどうかが注目点の一つ。

次はセンサーとAFということになりますが、おそらくは像面位相差AFではなく、空間認識AFでコントラストAFを煮詰めてくるものになるのでしょう。

PanasonicのAF性能については、FZ1000を利用しているので癖も含めてよくわかります。4K 30fpsを安定的に撮影する為の総合的な動画性能は申し分ないのですが、被写体によってはAFの癖が気になるものも多々有ります。



GH5はセンサーCPU性能を大幅に高めるという噂もありますので、センサーレベルではなく、周辺の処理能力向上でAF精度や画像処理能力を高めてくるのではないかなと思っています。このあたりの精度も注目点の一つですね。

GH5はおそらく15~20コマ/秒くらいの連射性能になるはずですが、AF性能(特に動体追従)が弱くては意味がないので、そのあたりはきっちり対応してくるのではないかと期待しています。

GH4は動画性能では5D MarkIIIを凌駕する性能を誇りました。しかし、5D Mark IVにデュアルピクセルCMOSの性能でGH4のアドバンテージはほぼ無くなりました。(それでもLog収録ができるのはGH4の強みではあります。)

はたして、GH5は5D Mark IVキラーになるのでしょうか?

GH5は今月中の発表が予想されておりますので、その性能に期待したいところです。












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2016年7月26日火曜日

4K撮影とFHD撮影の使い分け

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4K動画に関しては、主にFZ1000とXperia Z3で撮影しています。4Kは非常に高精細なので後処理時間の長さもさることながら、結果としてピンぼけやブレなど撮影上の粗が目立ちやすいのが欠点です。

ブレを防ぐ場合、FZ1000の場合は三脚が必須アイテムで、できればビデオフルード雲台も必要です。Xperia Z3も同様ですが、スマートフォンの場合はジンバルを多用しています。移動中の撮影でもブレのない自然な撮影ができ、パンとティルトも思いのままです。

ただ、両機種ともに30fpsが限界値なので、スポーツシーンや激しい動きなどの場合は、FHDの60fpsで撮影するようにしています。

この場合は、GoproやGit2、RX100などを使いますがやはりジンバルを使用してブレの少ない動画撮影を行っています。

自分のアクション動画を撮影する場合は、むしろジンバルを使用せず、多少ブレのあったほうが臨場感は伝わりますが、被写体を追随するような撮影をする場合は、やはりジンバルはあったほうがいい動画が撮影できると思います。

4K30fpsの場合はしっかりした三脚にスムーズな動きをサポートするビデオ雲台、
FHD60fpsの場合はジンバルを使用、

といった感じで使い分けをしていますが、使いやすいジンバル機材はこれから徐々にポピュラーになっていくのではないかな?と考えています。
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2016年7月21日木曜日

【WORKS】上高地 梓川

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Kamikouchi is a famous beautiful spot in Japan.
-
Azusa river by Inspiration TTW on 500px.com
DSC-RX100

28-100mm F1.8-4.9

10.4mm/ƒ/2/1/2000s/ISO 125

前日は雨だったにも関わらず、梓川は透明度を保ったままの綺麗な水が流れていました。

山が生きている証ですね。


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2016年7月14日木曜日

【WORKS】夏の谷川岳(動画)

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WewowのジンバルとGit2 90度レンズを持ちだして梅雨の晴れ間の谷川岳を歩いてきました。

小型軽量のアクションカメラとジンバルの組み合わせはアウトドアには最適ですね。

Git2 90度レンズの画角も見たままのちょうどいい感じに撮れました。

DJIのOSMOはなかなか手が出しにくい価格帯ですが、Wewow G3にGit2やGoproであれば半分程度の投資で済むので、ビデオグラファーへの第一歩としては使いやすい構成だと思います。
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2016年7月5日火曜日

4K動画でのFZ1000の弱点

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Week point for 4K footage.

4K動画は非常に高精細なので、撮影中のちょっとした粗が結果として目立ってしまうということがあります。FZ1000は「なんでも撮れる万能選手」みたいな印象があり、確かにそうなのですがこれが4K撮影になるとちょっとしたことが気になってきます。

逆にいえば、その気になる点を前向きに捉え、次期4K動画機を見据えて撮影技術を磨くには持ってこいなのですが。

まず、気になるのはオートフォーカスです。像面位相差AFではない普通のコントラストAFなので、動き者の撮影の時は一瞬AFを外す時があります。動画撮影の場合は空間認識AFを使えないからなのか、追い続けられないことがあります。

これは、動く被写体に対してのズームイン、ズームアウトで容易に確認できる現象です。
これを撮影技術でカバーしようと思うと、マニュアルフォーカスしか方法がありませんので、マニュアルを練習する必要があります。(もっとも、思い切って外すことを想定した絵作りを志向するという方法もありますが。)

次は手ぶれ補正です。これはCanonのISのようにモード切り替えがあれば解決しそうな気がしますが、結構強烈に手ブレを補正するので、被写体を横に追いかける場合などはカクン、カクンと補正してくれます。

この場合は、OSI(手ぶれ補正)をオフにしてしっかりした三脚とビデオ雲台でカバーするしかありません。手持ち撮影の場合は、ジンバル(スタビライザー)に載せるのが良いのでしょうが、FZ1000が乗るスタビライザーはまだ探せてないので手持ち撮影はあまり想定できないところですね。

こうなってくると、SONYのRX10M3が気になってきますが、かなりの価格差があるのでFZ1000はコストパフォーマンスで勝りますから、現状は、気になる粗は撮影技術の向上余地ということを含めて4K動画練習機として考えていたりします。






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2016年7月4日月曜日

Winone G3 3軸スタビライザー 開封

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It's good quality 3 axis gimbal stabilizer for action.
パッケージです。

GoproやGit2などの箱型アクションカメラ用の3軸スタビライザーを新しく導入してみました。
Winone G3です。同型の3軸スタビライザーでP3というスマートフォン用のスタビライザーも購入したのですが、
先にG3のほうから開封の儀をしたいと思います。

箱を開けると英語のマニュアルとワランティーカード、USB型充電器が入っていました。
本体、ハンドル、バッテリー、USBケーブル、充電器が入っています。
本体部分とハンドル部分、バッテリー、USBケーブル
ハンドル部分の下にバッテリーを入れます。ボタンが電源スイッチ。
ハンドル部分のコントロールスティック
ハンドル部分のファンクションスイッチ
マークに合わせて本体を合体します。
これで準備完了。
アクションカメラ取り付け部分です。
Goproを取り付けてみました。
電池の向きを間違えないように入れます。
稼働状態で立たせてみました。
背面の状態になります。

GoproやGit2のアクションカメラをハウジングに入れないで撮影する場合、ハンドルグリップや自撮り棒などを使うことがありますが、スタビライザーを使ったほうがプロライクな綺麗な動画を撮影することができますね。

スタビライザーは何個か使ってきましたが、Winoneはジョイスティックがついているので、パンやティルトが使いやすく撮影意図を反映しやすいのが良いと思います。
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2016年7月3日日曜日

【WORKS】カシオペアクルーズ02.JULY.2016

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4k footage needs a fixed picture frame.

FZ1000 4KPHOTO

カシオペアクルーズの撮影をしてきました。現地一発勝負の撮影で、準備不足は否めませんでした。ポストプロダクションを前提にするならやはり撮影時の撮影品質の高さは重要ですね。

もうしばらくカシオペアクルーズは運行するとのことなので、次回は三脚を持って行きたいと思います。(動画は4K撮影後のFHDアップロードです。)




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1DX MarkIIのセンサーから次期5Dを考える

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1DX MarkII marks top score of Canon DSLR.

DXOMARKに1DX MarkIIのセンサースコアが掲載されたので、5D MarkIII、7D MarkIIと比較をしてみました。1DX MarkIIと7D MarkIIはデュアルピクセルCOMSです。

1DX MarkIIはキャノン製品トップのスコアで、5Dsのスコア、87を凌ぐ数値です。単なるセンサースコアだけでみれば、ソニーやニコンの後塵を拝しているキャノンですが、カメラの総合性能はセンサースコアだけでは決まらないのが面白いところです。

初代1DXの登場後に発売されたのが5D MarkIIIで、1DXのセンサーとAF機構を踏襲し、高画素、高感度対応する形で登場しました。

同じ感じで、1DX MarkIIのセンサーとAF機構を踏襲し、高画素化、高感度対応する、という方向性で登場するでしょうか?

このセンサーレベルで、3000万画素レベルの高画素化、7DMarkIIに迫る連射性能、全点F8対応、4k60fps、となれば非常に魅力的な感じがしますね。




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2016年6月19日日曜日

次期5Dは静止画と動画のバランス機?

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May be well balanced between still photo and movie.

おそらくは本年中に発売になるであろう、次期EOS 5D。5D MarkIIIが登場したのは2012年3月になりますので、既に4年が経過していますね。

5D MarkIIIのキャッチコピーは「地球の光をすべて受けとめるために」でした。当時、高感度性能に秀でていたフルサイズ機ということで、高解像度と高感度性能を高い次元でバランスした機種として登場しました。

フルサイズ機での高解像度、高感度性能競争時代の幕を開けたのが5D MarkIIIで、その後SONYがα7シリーズを発表するまで、販売台数からみても市場のベンチマークとして存在している機種だろうと思います。

SONYは高解像度はα7r2で、高感度はα7s2というラインナップで性能面から5D MarkIIIを凌駕します。両機種の現在のセンサーはExmor Rで裏面照射型センサーです。裏面照射型センサーはもともとノイズが多いセンサーでしたが、高感度特性には優れた性能を示していました。

SONYはまず携帯でセンサー性能に磨きをかけ、熟成を重ねてフルサイズに搭載してきたのだろうと思います。

(余談ですが、実際のところ、個人的に所有している初代RX100とRX100M3と同じ裏面照射型センサーと言われているFZ1000を比べてみると、ISO800以下では初代RX100のほうがノイズは少ないです。それどころか、初代RX100は5D MarkIIIに近い描写をする時もあります。)

同じように、高解像度性能の追求に関しては、5D MarkIIIの派生機種として、Canonは5Ds、5Dsrを投入してきます。

両社とも高解像度、高感度性能という二律背反する性能を追い求めながら、商品のラインナップを増やすことで市場の拡大を図ってきた、(もしくは、細分化する市場ニーズに技術面、マーケティング面で対応してきた)のでしょう。

今年、Canonはまず1DX Mark2を市場に投入してきました。最高14コマ/秒、4K60fpsの性能です。静止画の動体撮影性能を追求し、モニターにタッチフォーカスを搭載していますので、4K動画800万画素の60コマ/秒を無限連射で補うという使い方が可能です。

80DではFHDでの扱いやすさ、APS-Cと開放F8で27点対応というロングレンジでの使用可能性を示しています。

この2機種を支えているセンサーがデュアルピクセルCMOSです。

5Ds、5Dsrで高解像性能を追求していますから、次期5Dでは全体のバランスを崩さない範囲で高画素化が図られることと思います。連射性能は8~9秒/コマだとして4K動画は30fpsになるか60fpsになるか?

個人的には1DX Mark2が動体性能を追求してきたので、次期5Dは連射性能を高めながらも、総合的なセンサー性能を向上しつつ、4K動画は30fpsにとどまるのではないか?と想像しています。






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2016年6月16日木曜日

【WORKS】LOUIS VUITTON EXHIBITION TOKYO No.3

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Classic Citroen, Louis Vuitton Delivery Vehicle 1929, Exhibition in Tokyo.
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Delivery Vehicle 1929 by Inspiration TTW on 500px.com

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DSC-RX100
28-100mm F1.8-4.9
37.1mm/ƒ/5.6/1/250s/ISO 200

ルイ・ヴィトンは顧客が頼んだトランクをシトロエンのデリバリートラックで配達していたそうです。

ルイ・ヴィトンとシトロエンにはただならぬ関係がありました。アンドレア・シトロエンが、ハーフトラック(前輪がタイヤ、後輪がキャタピラ)でアフリカ探検をした時に、要請を受けたルイ・ヴィトンが隊員のトランクを開発したそうです。ファッション要素が強いルイ・ヴィトンですが、昔は冒険旅行をささえていたんですね。
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2016年6月15日水曜日

【WORKS】 Skyscraper night view

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Roof top in Hong Kong skyscraper.
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Roof top by Inspiration TTW on 500px.com
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DSC-RX100
28-100mm F1.8-4.9
10.4mm/ƒ/1.8/1/20s/ISO 800

これもRX100で撮りました。夜景ですが光量が多いのでしっかり描写してくれます。I型なので多少の遅さはありますが、気になるほどではなくカメラの持ち味になってきてますね。テレ端が長いのが気に入ってますが、4K取れるIV型も気になっています。
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【WORKS】LOUIS VUITTON EXHIBITION TOKYO No.2

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Travel with books. Where do we go?
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Trunk by Inspiration TTW on 500px.com
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DSC-RX100
28-100mm F1.8-4.9
13.25mm/ƒ/2.8/1/15s/ISO 800

旅行の発展とともにトランクが進化してきた歴史を感じることができた展示会でした。
でも、最高のカメラバックにはまだ出会っていません。
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【WORKS】LOUIS VUITTON EXHIBITION TOKYO No.1

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Become to look forward to going next travel.
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Travel by Inspiration TTW on 500px.com
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DSC-RX100
28-100mm F1.8-4.9
10.4mm/ƒ/1.8/1/30s/ISO 500

ギリギリのタイミングでしたが足を運ぶことができました。旅行に行くのが楽しみになる展示会でした。一眼を持って行きたかったのですが、混みそうだったのでこういう時にRX100は便利ですね。

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2016年6月14日火曜日

ロングレンジ機として考えるEOS 80Dの魅力

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動画撮影に適したバリアングル液晶

45点オールクロスAF(27点開放F8対応)

EOS 80D、CP+2016で触って驚きましたが、ミドルクラス機として実によくまとまった仕様になっていると思います。ある部分では、7D Mark2を凌ぐ性能を有しているので製品ヒエラルキーを守るCanonにしては珍しいことですね。

ミドルクラスには幅広いユーザー層へのアピールが必要になりますので、静止画と動画の融合の観点からいえば、メーカーからすれば80Dに期待する役割が大きいということなのかもしれません。

デュアルピクセルCMOS AFにより、ライブビュー撮影時でも5コマ/秒の連射が可能です。(ファインダーでは7コマ/秒)

そして、AFが45点中27点が開放F8に対応しているということ、7D Mark2は中央1点のみ、D500は15点(うち9点選択可能)という仕様になっています。

f5.6.の望遠レンズ+エクステンダーx1.4、または、f4.0の望遠レンズ+エクステンダー×2が27点のAFポイントで利用できる、ということです。

70mm-200mmf4のレンズならエクステンダーx2の利用で35mm換算で約640mm
100mm-400mmf5.6ならレンズならエクステンダーx1.4の利用で35mm換算で約896㎜

という画角が得られます。

600mm画角のレンズですとサードパーティーからズームレンズが出ていますが、キャノンのL単になると著しく価格が高くなりますので、手持ちのレンズ群を活かしてエクステンダーで望遠端を稼ぎたい!、という人にとってはレンズを買うよりもボディーを買ってしまったほうが割安、という状況になります。(もちろんコスト見合いで画質は劣化しますけど。)

7コマ/秒じゃ物足りない、という意見もあるでしょうが、手持ちのEFレンズを活かしていまよりもズーム端がほしい、ついでに位相差AFも欲しい、という人にとってはボディ単体で考えても魅力的です。

もっとも、AIサーボはIIのままですし、連射も10コマ/秒の7DMark2よりは3コマ/秒ほど劣ります。ですから、7DMark2がファームアップでF8対応領域を拡大してくれるのを待つ、という人もいるのではないでしょうか。

80Dの27点F8対応のみを気にするユーザー層はそれほど多くない気もしますが、

「多少暗めのレンズでのロングレンジでの撮影でも、いかんなくデュアルピクセルCMOS AFの性能は発揮できますよ」
「ロングレンジでも動画はFHD60fpsでとれますよ」
「タッチパネル液晶でピント合わせができますよ」

という風にみれば、このカメラをもって運動会やスポーツ撮影をする人(これからしたい人)もターゲットに据えている、と見ることもできますね。

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【WORKS】Red Bull Air Race in Chiba 2016 Photo shot No.5

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Close up more and more.
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Wings by Inspiration TTW on 500px.com
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Canon EOS 7D
EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM
400mm/ƒ/9/1/400s/ISO 200

追尾のフレーミングが安定してくるとより近づきたくなりますね。
その点で、EF100-400mmは良い仕事をしてくれました。軽くて振り回しやすく、描写も良いです。

欲をいえば、エクステンダーx1.4を使いたかったのですが、初代7Dでは開放F8でAFは対応していません。

7D Mark2は中央1点のみです。

1DX Mark2は全AF点開放F8対応なのですが、フルサイズになるので画角ではAPS-Cの7Dとほぼ同じになります。D500は15点(9点選択可能)ですね。

実はここで侮れないのが、80Dです。



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2016年6月12日日曜日

【WORKS】Red Bull Air Race in Chiba 2016 Photo shot No.4

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Fly above the sea level.
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Horizon by Inspiration TTW on 500px.com
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Canon EOS 7D
EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM
158mm/ƒ/14/1/250s/ISO 200

もう少し寄りたかったのですが、AFの食いつきが気になってしまいました。
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【WORKS】Red Bull Air Race in Chiba 2016 Photo shot No.3

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Amazing in motion. Wonderful moment for us. Yoshi Muroya won the race first time.
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First victory by Inspiration TTW on 500px.com
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Canon EOS 7D
EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM
330mm/ƒ/9/1/320s/ISO 200


「GO、GO、GO!」と言いながらシャッターを切りました。
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【WORKS】Red Bull Air Race in Chiba 2016 Photo shot No.2

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High contrast is opportunity for chase. Nigel Lam's wings of BREITLING.
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Maneuver by Inspiration TTW on 500px.com
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Canon EOS 7D
EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM
400mm/ƒ/9/1/200s/ISO 200

曇空の中でもコントラストのはっきりした機体は追いかけやすかったです。
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初代7D使いがD500でもα6300でもなくFZ1000を導入した理由(その3)

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The key factor is sensor.

4K30fpsの動画から静止画1枚を切り出す。いわゆる4Kフォトを嗜好した場合、「必要なのは画素数でも極端な高感度特性でもなく、動画撮影に関してのAF性能と画像処理性能ではなかろうか?」というのがCP+2016でいろいろなモデルを試した時点での仮説でした。

とかく、4Kフォトと言うとなにやら凄いように感じてしまうのですが、要は約800万画素の30コマ/秒~ですから、いまの技術であればそれこそXperia Z3の時代から(いろいろ制約はありますが)出来ていることです。

CP+2016で触った感じでは、1DX Mark2は文句なし。フラグシップ機として値段に見合う仕事はしてくれそうです。α6300も動体追従性能だけ見れば文句なし。この2機種が素晴らしかったのはセンサーで、その上1DXMark2は画像処理エンジンの働きも素晴らしかった。α6300も画像処理エンジンは良い仕事をしていたのでしょうが、いかんせん小さいボディーで頑張りすぎですぐ発熱しますね。

肝はライブビュー撮影時(α6300はミラーレス)のAFで、この時のAF鍵を握るのがセンサー単体での位相差検出方式かどうか。技術的にはキャノンはデュアルピクセルCMOS AFで、ソニーは像面位相差AFで解決しています。

D500のライブビュー時の撮影では合焦速度に甘さが見られ、パナソニックのGH4も似たような感じでした。パナソニックは空間認識AFを採用してますが、(若干語弊があるかもしれませんが)これは2枚の画像を取得して、ソフトウェアとCPUの処理で正しい合焦点を導き出す、というものです。

D500の場合はライブビュー撮影時はコントラストAFのみなので、その点では動きものの4Kフォトには不向きと考えることができます。とはいっても、スティルの性能は優秀なので動画撮影の観点から見ているから不向きとなるのですが・・・。

逆にいえば、D500の場合はローパスレスフィルターなので、シビアなAFが求められない4K動画であれば、センサー性能を活かした良い撮影が期待できそうです。

動画撮影時のAFがコントラストであったり、高い動体追従性能を有していても安定的な撮影ができないのであれば、マウント追加をするほどでもなく、かといえ1DXMark2は高すぎる(もっとも、REDなどのシネマカメラを買おうと思えば安いのですが)ということになったわけです。

FZ1000だって動画撮影時は空間認識AFは効いてないし、コントラストAFじゃない?

というツッコミはありそうですが、それはその通りです。しかし、価格が安かった(笑)

そして、その性能はといえば、以外とAFが粘ったというのが正直なところです。先日のレッドブル・エアレースの動画内で、タイムアタックのシーンで何回か微妙にピントを外すシーンがあるのですが、被写体のコントラストが厳しかったり、被写体の前に障害物が現れるとピントを外すことは事実ですね。

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同じことはスティル撮影時の初代7Dでもおきてましたので、そうなると今後は像面位相差検出方式のAFは不可欠ということになります。

しかしながら、空撮りYoutuberの方々の動画を拝見すると、上手い人はまったくピントを外してない人もいます。「あそこのアングル厳しいんだけどなぁ~。」と思いながら見てるのですが、MFなのか機材なのかなんなのか、一度聞いてみたいものです(笑)





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2016年6月11日土曜日

【WORKS】Red Bull Air Race in Chiba 2016 Photo shot No.1

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Exciting race for us in Chiba 2016! And Kirby Chambliss congrats 3rd place.
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Air Race by Inspiration TTW on 500px.com
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Canon EOS 7D
EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM
400mm/ƒ/9/1/320s/ISO 200

昨年のレッドブル・エアレースでは、初代7Dのセンサー画質に限界を感じました。
今年はAF性能に限界を感じました。

とはいえ、苦しい点はありながらも、やりくりすればまだ現役でいける・・・。
というかその範囲の腕しかない?という点で見れば、まだまだ勉強ができそうです。
(なのでもう少し頑張ってみる。)



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【WORKS】Red Bull Air Race in Chiba 2016 Side Act

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Shot by only FZ1000.


FZ1000で撮影したRed Bull Air Race in Chiba 2016のサイドアクトです。
チャレンジャーカップのフライトとジェットデック、パラグライダーの動画を編集してみました。

元の動画は4K30fpsとFHD120fpsをFHD60fpsにダウンコンバートしました。


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2016年6月10日金曜日

初代7D使いがD500でもα6300でもなくFZ1000を導入した理由(その2)

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Road map for 8K.

8Kは当然ながら放送関連プロフェッショナルの話。4Kは約800万画素ですが、8Kとなると約3300万画素になります。8Kで60fpsでストレスなく撮影できる撮影機材があったら、60コマ秒を無限連射できるということになります。

8Kで撮影した動画から切り出した画像は約3300万画素です。
夢のような話ですが、2020年にはオリンピックがあるんですよね。2016年の2月にCanonは1DX Mark2を発表しましたが、ロードマップ的には2020年にMark3?が出てもおかしくはない。

そういうことを頭に置いたときに、「いまから4Kフォトやっとかないと・・・」となりました。

そこで、4K撮影可能な機材探しということになるのですが、手持ちでもっているのはGoproとXperia Z3しかない・・・。GoproもXperiaもセンサーサイズは1/2.3インチ。両機ともワイドなレンズを使っているので、ジンバルを使って気軽に撮影するくらいは良いのですが、ロングレンジは無理。

そこで出てきたのがD500で、APS-Cサイズのセンサーに4K30fpsでの撮影が可能。次に出てきたのがα6300でこちらもセンサーサイズも同じで4K30fpsが可能な仕様でした。

Canon 1DX Mark2、NIKON D500、SONY α6300をCP+2016で触ってみた感触では、1DXは素晴らしい性能だけど、きわめて高額。D500も初代7Dに比べれば静止画は素晴らしい性能だけど、ライブビューのAFが動態追従に関してはいまいちな印象で、動きものというよりはロングレンジでじっくり撮影するといった利用ニーズに合いそうな感じ。

4K60fpsあればその弱点を補って余りある魅力だったのかもしれませんが30fpsのみ。

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α6300は動態追従性能は素晴らしく文句のない仕上がり。でも、オーバーヒート対策ができていないので、撮影機会を失う不安が大。

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CP+2016の感触では、GH4+LEICA DG 100-400mm / F4.0-6.3 ASPHの感触はよく、35㎜換算では200-800mmという仕様になるので「ロングレンジも稼げる」と思ったのですが、「次期GH5?では6KPhotoができる」という報道もあり、6Kだと約1800万画素だから初代7Dとほぼ同じということでしばらくは様子見かな?というところに落ち着きかけました。

D500とα6300はマウントの追加になり、画角が稼げるマイクロフォーサーズ機はまだ姿形を表していない・・・。と思っていたところ、ふと候補に出てきたのがFZ1000でした。2014年発売なので最先端ということではないのですが、4K動画機と考えて費用対効果から見ればそのポテンシャルは恐ろしく高い。(そして値段は4K動画機+400mmレンズと考えるとものすごく安い。)

FZ1000は静止画で25mm-400㎜ f2.8-f4.0、4Kの場合は31~496mmの光学ズーム、iAズーム端にいたっては1184mmとなり超望遠が気楽に撮影できます。1インチセンサーで画素数は2010万画素となるとマイクロフォーサーズ機よりも画素数は上。

画質の良いLレンズクラスの400mm端のズームレンズを買おうと思えば、単焦点でも10万越えをする中で、FZ1000であればなんと6万円程度で1200mm近いテレ端を手に入れることができます。

それでいて、FZ1000は超望遠域で4K動画に4Kフォトを試すことができるという、なんともコストパフォーマンスの高いカメラで、各メーカーの開発ロードマップと個人的な要求仕様(寒冷地でのバッテリーライフ他)を満たし、マウントの追加も必要のないという、ニーズにドンピシャのカメラだったというわけです。

この記事を書いている時点ではすでにディスコンになっているので、購入はほんとにぎりぎりのタイミングでした。







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2016年6月9日木曜日

FZ1000の初陣、Red Bull Air Race in 千葉2016

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Amazing result of us!

最高時速370km/h、被写体が超高速で立体的に動くRed Bull Air Race。
FZ1000の初陣を飾るに相応しいレースでした。結果はご存知の通り室屋選手の初優勝!

1日目は悪天候で予選がキャンセルとなり、撮影機会が少なくなってしまったのは残念でしたが、2日目は興奮と感動の一日となりました。

「スチルと動画の融合」が個人的なテーマでして、近い将来、フォトグラファーとビデオグラファーの垣根がなくなり、技術の進化によって撮影のスタイルが変わるのではないだろうか?これはハイアマチュアにとっても良いチャンスなのではないだろうか?というのがきっかけでこのブログを開始しました。

これを考えたのは、去年の日本で初めて開催されたRed Bull Air Raceで、想像以上に動く被写体に初代7Dの限界なのか?、それとも腕の問題なのか?を感じたこともきっかけでした。

今年の撮影に関しては、結果的には沢山の課題と可能性を感じることができた機会となりました。

以下はすべてFZ1000の4Kフォトです。

1日目の予選は風が強くてキャンセルになった

撮るものがなくなったのでカモメを撮ってフレーミングの練習

室屋選手、初優勝のポディウムセレモニー

幕張にいるすべてのファンが感動につつまれました

動画と静止画はのちほど。
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2016年6月2日木曜日

初代7D使いがD500でもα6300でもなくFZ1000を導入した理由(その1)

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The reason is that  FZ1000 is a multi role machine.
EOS 7Dの代替機としてD500やα6300を検討してきましたが、ここにきて7Dをもうしばらく延命させつつ、FZ1000を導入しました。

戦闘機の世界ではマルチロール機というのがありまして、戦闘機と攻撃機の両方の役割を兼ね備えたものを言います。現在のカメラ構成から考えて、FZ1000はそれにうってつけの仕様だったというわけです。

このところの撮影シーンを考えると、山岳エリア、雪山、アイスクライミング、航空ショー、撮り鉄、旅行、などがメインになっています。ほとんどのアクティビティーにはなんらかしらのカメラを持って行っていることになるのですが、撮影シーンによっては実にカメラに厳しい場所もあり、カメラに求める要求水準が高かったりします。

重要なのは耐寒性とズーム機能

まず厳しいのが雪山。大抵はマイナス10度くらいになるので、電池の電圧低下が激しい。
これまでは、2010年頃発売のオリンパスのタフシリーズやSONYのカメラを使ってきました。仕様ではマイナス10度まで耐えるという触れ込みですが、ショット数はせいぜい10枚シャッターを押せれば良い方です。

今年のアイスクライミングで、まともに撮影できたのはGoproでした。しかし、外部バッテリーを保温しながら給電しての撮影であったことと、もともとアクションカメラなので画角が広すぎて被写体を狙うような撮影にはあまり向きません。

FZ1000に関しては、いくつかのブログで「オーロラの撮影で問題なかった」、といったものや、「極寒の北海道でも問題なく使えた」、というレビューを見かけたことがプラス材料になりました。CP+でパナソニックの担当者に聞いても、一応は適応温度はありますが、と断りをいれたうえでしたが、特に問題なく使えるといったコメントがあったりしたのも大きかったです。

また、比較的大きめの1インチセンサー+レンズ一体型で軽量であること、レンズが25mm~400mmと高倍率であることなどから、耐寒性とズーム機能の二つを兼ね備えたモデルであったことが大きな要因になりました。

コスパも最高

この観点では、GH4やOM-D EM5Mk2なども候補にあがりました。もともとマイクロフォーサーズレンズも持っているのですが、超望遠クラスのマイクロフォーザーズレンズに投資をするのも悩みどころだったので、一体型のFZ1000はコストパフォーマンスの観点からも導入のし易いマルチロール機として持って来いだった、というわけです。


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2016年6月1日水曜日

Git2 90度レンズ

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No fish eye effect is better for small cam.
動きのあるシーンをパースペクティブの広いレンズでとらえるのがアクションカメラの醍醐味ですが、コンパクト性を重視して普通に撮りたい、タイムラプスでほったらかしにしておきたい、アウトドアシーンでカムコーダー的に使いたい、というニーズもないことはないですね。

Goproの場合は、ナローモードで使うとクロップされちゃうので画素数が落ちるのが悩みになります。本体のレンズ交換という荒業もありますが、いろいろリスクもあるし、キットは意外と高い。

そんな時の良い選択になるのが、Git2 90度レンズ仕様。

Goproを複数使いたいと思うと、どうしてもネックになるのが価格ですから、Gitシリーズは代替製品としても徐々に認知度をあげてきてますね。センサーレベルで手振れ補正も効かせることができ、静止画1600万画素なのでフィッシュアイ効果を排除して、高精細のタイムラプスを撮りたい時には便利な感じです。

動画も4Kは取れませんが、2Kなら30fpsまで可能です。

一眼の頭に乗せて、静止画取りながら2K30fps動画撮影とか、そんな感じでも使えそうですね。

理想はアクションカメラで4k60fps、画角で35mmレンズと同じFovとかが出れば面白いと思います。




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