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2017年1月8日日曜日

GH5の動態追従性能は?FZ1000との比較考察

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ついにPanasonicからミラーレスのフラグシップである、Lumix GH5が発表されました。ミラーレスカメラとしては世界初である4K60fpsを搭載し、6KPhotoにも対応しています。



基本仕様は、プロ仕様の動画機としての仕上がりが期待できます。その点は動画記録のビットレートが2017年夏までにファームウェアアップデートで4K30fpsが400Mbpsまで引き上げられる予定です。

これは、単純にFZ1000の4K30fps、100Mbpsの4倍に当たります。(外部レコーダー想定での4:2:2 10-bit HDMI OUTでの比較) 

また、GH5では4K60fpsでは4:2:0/8bitで150Mbpsです。高ビットレート化されているということは、後処理用のデータがリッチということですから、ポストプロダクションを前提とする方にとっては良い仕様ですね。

気になるのは連射性能とAF性能です。Lumix GH5は像面位相差センサーを搭載してきませんでした。その代わりといってはなんですが、ローパスレスにすることで画質向上とセンサー読み出し速度を向上させています。

また、画像処理エンジンをバージョンアップすることで、処理速度の向上を図っています。

センサーは従来の1605万画素から2030万画素にバージョンアップされており、これにより6KPhotoが可能になっています。

さて、ここで気になるのはやはりGH5の動態追従性能ですね。特に個人的には動きの速い飛行機や鳥、スポーツ撮影などの動態追従性能は気になるところです。

GH5の連射性能はAF追従で9コマ/秒と発表されています。RAWで撮れるのがこのコマ数ですが、一方で6KPhotoは30コマ秒となっています。4KPhotoは60コマ秒です。

AF追従が9コマであれば、6KPhoto30コマはAF固定でMP4からJPEG切り出しと考えておくべきでしょうか?画質の観点で考えれば、高ビットレート化されていることで切り出したJPEGのクオリティーを保つことかが可能です。

コンシューマー向けに4KPhotoや6KPhotoを推しているPanasonicとしては、プロ仕様機のニーズとしても高ビットレート化は必要事項だったということなのでしょか。

FZ1000ユーザーから見れば、コントラストの厳しい動画撮影時のAF性能向上と連射速度の向上は実に切実な問題で、鍵は像面位相差センサー搭載だと思っているのですが、この点は後継機のFZH1でも搭載されませんでした。



GH5が動画撮影時でのAF追従性がどの程度解消されているのか?その他、動画撮影時での手ぶれ補正の効き具合なども気になるところですね。今年のCP+2017での試用が楽しみです。


FZ1000 4K30fpsで撮影

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