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デジタルカメラと動画の世界を探求するサイトです

2016年2月28日日曜日

CP+2016 ショートレビュー:動画兼用機としてのEOS 80D

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Dual pixel CMOS is powerful solution.


CP+2016のキャノンブースでは、EOS 1DX MarkIIのデモの隣でEOS 80Dが展示されていました。(個人的にはEOS 7D MarkIIを試しかったのですが…。)

パワーズームアダプターPZ-E1も用意されていたので試すことができました。

第一印象は、良い意味で「これでミドル機か~。」というもの。初代7Dユーザーから見れば、連射機能こそ1コマ秒分遅いものの、他は(当たり前ですが)すべての面で上回っています。

特に、AF性能は非常に優秀でかなりのレベルで動態追従をしますし、近接から遠望への切り替えでもピントの迷いはありませんでした。

やはりデュアルピクセルCMOSAFは強力で、センサーレベルで位相差を実現しているというのは大きな強みになりますね。特にライブビュー撮影時には真価を発揮するセンサーだと思います。体感的にはコントラストAF機とは雲泥の差だと思います。

EOS 80DとセットレンズにパワーズームアダプターPZ-E1を取り付ければ、電動ズーム機能付きの、最高FULLHD60fpsの動画機として充分に使うことが出来ます。

こうなってくるとバリアングル液晶の強みが生きてきますね。

担当者さんに思わず「なんで7D MarkIIにバリアングル液晶つけなかったのですか?」と言ってしまいました(笑)。

ただ、どのみち動画嗜好が強くなってくると本体のエンコードでは不満が出てくるもの…。となれば外部レコーダーは必須になってきます。

バリアングルの無い7D MarkIIに外付けのモニター兼外部レコーダーを装着すれば、Pro-resで記録してその後編集することもできますので、スチルとしての高速連射機能が欲しい、ハイレベルな動画嗜好のキャノンユーザーは7D MarkII、という住み分けになるのでしょうね。




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2016年2月27日土曜日

CP+2016 ショートレビュー:静止画で面白いシグマ MC-11

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Unique concept E mount adapter.


シグマファンに話題のEマウントアダプター、MC-11も試すことができました。やはり事前の予想通り、シグマ製の対応レンズが対象になっていますね。

対象のシグマレンズはArtシリーズで9種類、Contemporaryシリーズで4種類、Sportsシリーズで2種類となっています。

ただし、SONY製カメラのオートフォーカスはAF-Sモードに限定されます。(一部レンズはDMFモードも対応)ですので、基本静止画対応と考えておいたほうが良いようです。

ただ、AF-Sのみ対応ということを知らずに動画を撮りましたが、いちおう動きました。(撮影機はNEX5Tでした。)

いちおう動いたレベルをどう捉えるか?ということになるとは思いますが、速い動きモノは実用に耐えないと思います。(この場合はマニュアルで対応したほうが良いですね。)

例えば風景撮影や置きピンで撮影するようなものであれば結構使えるのではないかと思います。(個人の主観ですが・・・。)

動画はマニュアルフォーカスと割り切って、比較的動きの速くない被写体であれば充分使えるレベルだと思います。

例えば、DG35mm F1.4 DG HSMをSONYのα7R2につけて風景撮影をする、といった感じであれば個人的には使ってみたいですね。

Eマウントカメラはマウントアダプターをつければレンズを選ばないので、それがシグマ純正のマウントアダプターでシグマ製EFレンズを使えるということであれば、シグマEFマウントレンズのユーザーにとっては、ボディーの選択肢が増えることになりますから嬉しいですね。



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2016年2月26日金曜日

CP+2016 ショートレビュー:動画AFを除けば秀逸なD500

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Best package of APS-C.


D500も実機を試すことができました。電動レースカーの撮影とモデルさんの撮影という二つのパターンを試すことができました。

Nikonのインターフェースは全く慣れていなくて、セッティングに時間がかかってしまい多くの時間を試すことができなかったのですが、高速連射性能は申し分のない性能だと思います。

4K動画ではやはりコントラストAFの弱点が出たというか、ある種のAFの迷いのようなものは、静止画では気にならなくても動画撮影時には気になるでしょうね。初期設定のままでの撮影ですから設定の最適化をおこなえば気にならいレベルまで精度を上げることができるかもしれません。

動画の撮影に関しては安定していました。データの書き込み処理等何の問題もなくこなしていたのは基本性能の高さなのだろうと思います。
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CP+2016 ショートレビュー:放熱が課題のα6300

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It's a incredible spec except heat problem.


α6300の像面位相差AFと4D FORCUSは実に強力な動態追従性能でした。AF性能に全く不満はなし。きっちりと被写体を捉え続けてくれます。

最高11コマの連射機能も強力でした。

4K動画撮影時でもAF性能に不満はなく、素晴らしい性能を実感していた矢先にマシン本体にヒートマークが(涙)

高速連写→4K動画というやや厳しい使い方をしたので予想した結果ではありましたが、内部処理時の熱問題はどの程度実用に耐えうるのか?という点が興味深いところですね。

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CP+2016 ショートレビュー:思いのほか使いやすかったDMC-TX1

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Good feel for me DMC-TX1.

まず最初の印象は「使いやすいな」ということ。Panasonicのインターフェースは慣れていないのですが、メーカーの思想が製品に現れているというか、静止画→動画の切り替え、動画のモード切り替え等、簡単に使うことができました。

また、4K動画を安定して撮ることができました。本体が熱くなる印象はあまり感じられませんでした。メーカーの方が「放熱技術には自身があります」と言っていたのですが、その通りという感じです。

1型センサー、静止画10コマ/秒、4K30fps、光学10倍の25mm-250mm。4KPHOTO機能。

ポケットに入る4K動画機として非常に汎用性の高いカメラだと思います。

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CP+2016 ショートレビュー:感動的な性能だった1DX MarkII

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It's very impressive for me New EOS 1DX MarkII at CP+2016 Yokohama.


EOS 1DX MarkIIをCP+2016で体験してきました。さすがのプロ機!感動的な性能でした。

静止画では主にオートフォーカスの速度(動態追従性能)と連射速度、動画では4K動画撮影性能を試してみました。


オリンピックイヤーということもあり、体験ブースでは実際に体操選手を目の前にして試技を撮影することができたのですが、ファーストインプレッションでは気になるところが何もない、実に完成度の高い製品に仕上がっていると思います。


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2016年2月23日火曜日

シグマ Eマウント用EFマウントアダプターMC-11を発表

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Can EF lens use at E mount camera?

シグマが、SAマウント用交換レンズ、およびシグマ製キヤノン用交換レンズをソニーEマウントボディで使用するためマウントアダプターを発表しました。

MC-11は、本体に装着するレンズごとのデータを搭載しており、本体内のデータを使用することで、
高速かつ、快適な AF動作を実現。周辺光量、倍率色収差、歪曲収差などのカメラ側の補正機能や、手ブレ補正 OS機構にも対応しています。

絞りの制御に関しても、シグマ SA マウント用交換レンズ、およびシグマ製キヤノン用交換レンズを対象としたことで、自動露出にも完全対応しているとのことです。

本体内でデータを保持するという点が肝のような気がしますので、キャノン製EFレンズがどこまで稼働するかは興味がわくところです。

個人的にはシグマ製EFマウントレンズに最適化されていると思っていますので、キャノン製EFレンズの制御にどこまで対応しているかは実機をテストしてみないと判断がつかないなと思います。

ですが、Eマウントでシグマ製EFレンズを使うことができるというのは大きなメリットで、例えばα6300 +MC-11の組み合わせであれば、手持ちのシグマ製EFマウントレンズを使用することができるのは非常に大きなメリットです。

例えば、シグマの24-105mm F4 DG OS HSM  Artが満足のいくAF速度でα6300で動くということになりますと、画角がα6300では38.4mm-168mmになり、レンズ本体に手ブレ防止付き(α6300には手ぶれ補正はない)ということになりますので、これはEFレンズユーザーとしてはかなりエポックメイキングな出来事です。



また、Canon製EFレンズがどこまで動くのか?という点も興味がつきません。

ミラーレスのEマウントレンズはマウントアダプターによって様々なレンズを取り付けることができるのも魅力の一つですが、シグマがレンズデータを保持したEマウントアダプターを出してくるというのも面白いと思います。


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2016年2月22日月曜日

光学4倍レンズが魅力のG7X MarkII

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Lens is important to camera's concept.



CanonからPowershot G7X MarkIIが発表されました。同じ1型センサーを搭載するPanasonicのDMC-TX1やSONYのRX100 IVは4K動画で先行していますが、G7X Mark2はFULLHD 60fpsに留まっています。

そのかわり、競合機に対してこのカメラはレンズと付加機能で差別化を図っています。24mm-100mm、F1.8-F2.8という光学4倍の明るいレンズと新画像処理エンジンDIGIC7を搭載しています。

G7X MarkIIのズーム幅はRX100 I型と同じですが、テレ端でGX7 MarkIIのほうが明るいレンズを使っています。また、ワイド端で5㎝、テレ端で50㎝と結構寄れるレンズとなっています。

筆者はRX100 I型ユーザーですが、もう少しズームしたいときに100mm端は意外と重宝するもので、これは歴代RX100シリーズでもI型とII型のレンズ仕様です。このぐらいのズーム幅は街撮りや旅カメラとしては美味しいレンズなんですよね。

画素数は約2,010万画素、裏面照射型の1インチセンサーを搭載しています。注目は最新の画像処理エンジンDIGIC 7を搭載しています。これにより、撮影時のノイズコントロールや静止画4段分の手ぶれ補正、AF追尾性向上などを実現しています。

動画撮影に関しては、4K動画機能は搭載されていませんが、タイムラプス撮影やマニュアルでISO感度や絞りの変更などを変えた動画撮影が可能になっています。また、動画撮影時は5軸手ブレ補正が効きますので動きながらのブレのない撮影も期待できますね。FULLHDは60fpsで撮影でき、MP4で記録することができます。



あえて4K動画を選ばないことで、画像処理エンジンのパワーを活かして付加機能の充実を図るといったところでしょうか。

静止画の撮影表現も豊富です。

自動で適正な明るさに設定するオートNDフィルター、露光時間の上限で256秒までのバルブ撮影などの付加機能があり、撮影モードも、星空モード、手持ち夜景、打上げ花火、魚眼風、ジオラマ風など19種類の撮影モードを切り替えることができます。

最新の機能を追わない代わりに、高負荷処理が可能な新映像エンジンDIGIC7、明るい24mm-100mmと裏面照射型1インチCMOSを組み合わせ、静止画で4段分、動画は5軸手ブレ補正、撮影状況に併せて切り替えられる多彩な撮影モード搭載、と付加機能てんこ盛りの仕様になっています。

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2016年2月18日木曜日

動画撮影により最適化されたEOS 80D 登場

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It will be advanced fusion for movie.



Canonが新しいAPS-Cサイズのカメラ、EOS 80Dを発表しました。ハイエンド向けカメラとしては4K動画機能こそ搭載されませんでしたが、静止画撮影と動画撮影の融合に関する、Canonの考え方が良く現れているカメラに仕上がっていると思います。

センサーは有効画素約2,420万画素の「デュアルピクセルCMOS AF」。視野率約100%の光学ファインダーとオールクロス45点AFを搭載しています。背面モニターはバリアングルタッチパネル式液晶モニターです。



画像処理エンジンはDIGIC 6。常用感度がISO12800からISO16000になっています。(拡張感度は25600で従来と同じ)連写速度は従来と同じ7コマ/秒。

キットレンズは新開発ナノUSMを搭載した「EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM」。
光学系は前モデルと共通とのことですが、ナノUSMで高速AFと静寂性を兼ね備えているようで、動画撮影向きの仕様になっていますね。手ブレ補正効果は約4段分です。

このレンズと併せて、パワーズーム(電動ズーム)を可能にするアクセサリー、パワーズームアダプターPZ-E1も発売されます。一定速度でのズームが可能で、動画記録の味方になりそうですね。

このパワーズームアダプターをつけたレンズを、edelkrone POCKET RIG2などのリグに搭載すると、そのままでもかなりのレベルの撮影が可能な本格的な動画撮影機として活用できそうです。

動画機能に関しては、フルHD動画記録は、従来の30fpsから60fpsにスペックアップしています。HDR動画とタイムラプス動画も撮影可能になっています。

ここでパワーズームアダプター対応のEF-Sレンズを出してきたというのは、静止画撮影と動画撮影の融合に関する、Canonらしい方向性の提示だなと思います。

新しい技術の方向性に対して、良い道具を使うことで良い技術が身につくというのはある意味理想的ですね。前モデルのEOS 70DもYoutuberをはじめ、ミドルクラスの動画撮影機として人気がありましたから、正常進化版のEOS 80Dも期待がでそうな気がします。

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2016年2月14日日曜日

D500とライバル機のライブビュー撮影時のAF方式の違い(D500検討その3)

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Which one is the most highest AF speed?


ライブビューでの動画撮影に関して、Nikon D500、SONY a6300、Panasonic GH4、Canon EOS 7D MarkII、Olympus E-M5 MarkIIの5台のセンサーとAF方式を比較してみました。

AF速度は体感的なもので比較するしかありませんし、センサー性能、CPUの処理性能、レンズ性能、AF方式を合わせたデジタルカメラのトータルパッケージで決まってくるものだと思います。しかし、これから4Kフォトが当たり前になってくる時代としては、AF速度と正確性、追従性はますます重要になってくると思います。

例えば、D500は3軸電子手ブレ補正機能が搭載されていますが、4K撮影時には有効になりません。これはおそらく、4K動画処理の負荷がかかるために切っている可能性があるかもしれませんね。他の4K動画機もボディー内手ぶれ補正は搭載されていませんので熱処理の問題等まだまだ技術的なハードルが高いのかもしれません。

現時点で4K動画撮影が可能でボディー内手ぶれ補正対応機種はSONYのa7RIIとa7SIIの2機種となります。

以下はAPS-Cおよびマイクロフォーサーズの4K対応機、それとFullHD対応機のライブビュー撮影時のAF方式の違いを比較したものです。



4K動画機
- D500 a6300 GH4
有効画素数 2088万画素 2420万画素 1605万画素
センサー 光学ローパスフィルターレス Exmor COMSセンサー Live MOS センサー
センサーサイズ DXフォーマット APS-C マイクロフォーサーズ
動画性能 4K/30fps 4K/30fps 4K/30fps
ライブビュー時AF方式 コントラスト方式 像面位相差方式+コントラスト方式 空間認識方式+コントラスト方式
ボディ内手ぶれ補正 3軸電子手ぶれ補正 なし なし
(ただしFULLHDまで) - -



FullHD動画機
- EOS 7D MarkII E-M5 MarkII
有効画素数 2020万画素 1605万画素
センサー デュアルピクセル CMOS Live MOS センサー
センサーサイズ APS-C マイクロフォーサーズ
動画性能 FullHD/59.94fps FullHD/59.94fps
ライブビュー時AF方式 デュアルピクセルCMOS AF コントラスト方式
ボディ内手ぶれ補正 なし 撮像センサーシフト式5軸手ぶれ補正

ライブビュー時の撮影に関しては、D500はコントラスト方式となります。a6300は像面位相差+コントラスト方式のハイブリット。GH4も空間認識方式とコントラスト方式のハイブリットです。

7DMarkIIはデュアルピクセルCMOS AFで、これはセンサー単体で位相差方式AFを実現しているCanonの独自技術。より上位機種のCINEMA EOSシリーズでも採用されています。

E-M5 MarkIIはコントラスト方式ですが、実機を触った限りではGH4の空間新式方式よりも好印象で、ピント合わせに迷いがない感じでした。両機ともマイクロフォーサーズ規格でレンズも小さいこともありAFは速いのですが、両機の違いは印象的でした。

コントラスト方式でもCPUの処理速度が早ければAF速度が致命的に遅く正確性を欠くということはないと思いますし、E-M5 MarkIIのようにAF精度向上のための技術的なチューニングが進んでいれば、コントラスト方式でも高速で正確なAFを実現することも可能ですから、はやくD500とa6300の実機を試してAF精度を確認してみたいですね。



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2016年2月12日金曜日

【WORKS】八ヶ岳 南沢大滝アイスクライミング

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40m Ice falls by Inspiration TTW on 500px.com

DSC-TX10
 4.4-17.7 mm f/3.5-4.6
 5.52mm/ƒ/3.5/1/500s/ISO 125
Feb 8 2016撮影

マイナス12度以下でしたが、年初からの暖冬の影響もあって氷の状態はイマイチでした。マイナス10度まで使えるカメラなのですが、寒いとバッテリーが持たないのが難点で、保温しながら1枚撮影できました。

500PX Market Place
https://marketplace.500px.com/inspirationttw

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2016年2月11日木曜日

GoPro 入門機のHEROとHERO+がディスコン

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GoPro would stop manufacturing the HERO and HERO+ cameras.

GoProは今週、エントリーレベルのHERO、HERO+の製造停止を発表しました。
アクションカメラ市場の競争激化に伴い、この市場の先行者であったGoProは業績が悪化しています。

そこで、製品ラインナップをシンプルにするために、同社の入門機であるHEROとHERO+が製造停止となりました。HEROは1080p30fps、HERO+は1080p60fpsで撮影が可能です。

店頭在庫限りとなりますので、エントリー価格でアクションカメラを試したい人は気にしておいたほうが良いニュースですね。

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Panasonic GH4 基本性能の再確認

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GH4 has been a basic 4K video cam.

2016年発表のハイエンド市場向けデジタルカメラでは、4K動画機能が標準になってきている感じですね。4K動画機の先駆けといえばPanasonicのGH4になりますが、予想されるGH5は2017年まで登場しない、という噂が出ています。

かわりに大幅なファームウェア更新という中継ぎのリリーフ登板で、GH5までをつなぐという考えのようです。

SONYのα6300は価格も手頃であり、APS-Cセンサー&4K動画機能に強いカメラということで、非常に魅力があります。SONYとしてはEマウントレンズの普及役を担わせるためにあえてボディーの価格を下げてきたのかもしれませんね。

最大ライバルのPanasonicとしては、このα6300に対抗するためのファームウェア更新ということでしたら、価格的にこなれてきているGH4もまだまだ魅力のあるカメラといえそうです。




機種
GH4
センサー関連
有効画素数
1605万画素
センサーサイズ
4/3インチ(マイクロフォーサーズ)
センサー特徴
Live MOS センサー
ファインダー視野率
約100%
画像処理エンジン
ヴィーナスエンジン
シャッター関連
シャッタースピード
60~1/8000 秒、B(バルブ 最長 約60分)
連続撮影速度
連続撮影可能数(RAW)
約40枚
連続撮影可能数(JPEG)
約100枚
常用ISO感度
100-25600
最高ISO感度
-
フォーカスポイント
49点
クロスタイプセンサー
-
検出範囲
EV -4~18
動画関連
動画記録画素数
3840x2160, 29.97p記録, 100Mbps
1920x1080, 59.94p記録, 200Mbps
フレームレート
30p(4K UHD)
映像記録方式
MP4 / MOV / AVCHD Progressive / AVCHD / V-log
その他機能
液晶モニター
稼働式3.0型
モニター解像度
約104万ドット有機EL
タッチパネル
静電容量方式タッチパネル
USB端子
USB 2.0 High SPEED マルチ
HDMI出力端子
Wi-Fi
Bluetooth
-
GPS
-
撮影可能枚数
約530枚
質量
約560g

動画撮りの場合、AF速度が肝だと思いますので、各メーカーは特徴のあるAF方式を採用しています。GH4の特徴は空間認識AF。



デジタルカメラ兼動画機選びの場合、基本性能を求めつつどのような撮影をすることが多いのか?が機種選びの最大のポイントで、現在のような4K移行期でこそ、撮影嗜好とマッチした選択が欠かせないと思います。

撮影嗜好は「これから何を撮りたいか?いままで何を撮ってきたか?」がポイントで、記録時間の多い状況に合わせて機種を選ぶ必要がありますね。

筆者が特に気にしたいのが4K動画撮影時のバッテリーの持ち時間。

特に厳しい寒さ(マイナス10度以下)の状況での撮影時間は、カメラの基本性能以上に気になるところです。バッテリーが持たないと爆速AFも素晴らしい高感度特性も4K動画も意味がありません。


これは、マイナス12度以下の冬の八ヶ岳でのアイスクライミングの様子です。SONY製のタフカメラでの撮影ですが、バッテリーは長くても1分程度しか持ちません。(保温すればまた使えるようになりますが・・・。)

GH4は極寒のオーロラ撮影でも一晩問題なく使えた、という話も聞きますので、厳しい気象状況での撮影に力を発揮してくれるかな?と期待する部分もあります。


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2016年2月5日金曜日

D500とα6300の比較(D500検討その2)

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a6300 beats D500 in continuous shutter speed.


SONYが発表した新しいa6300ですが、まさに4K動画撮影機として期待できそうなスペックに仕上がっています。個人的には4KでS-log対応している点に好印象を持っていまして、標準レンズとセットで1台・・・。と思わせるような仕上がりに加え、価格も安価に抑えられているので非常に興味があります。

ひとつ残念なのはボディー内手ぶれ補正がないという点で、そうなると手ぶれ補正機能付きのEマウントレンズを調達しなければならないのですが、新たなマウントを追加購入するということは購入を検討しているD500と競合するという点が悩ましいですね。

以下、主要な仕様の比較です。

機種 D500 a6300
センサー関連
有効画素数 2088万画素CMOSセンサー 2420万画素CMOSセンサー
センサーサイズ 23.5×15.7mm(DX) 22.4×15.0mm(APS-C)
センサー特徴 光学ローパスフィルターレス像面位相差AFセンサー
ファインダー視野率 約100% 約100%
画像処理エンジン EXPEED 5 BIONZ X
シャッター関連
シャッタースピード 1/8000-30秒 1/4000秒-30秒
連続撮影速度 秒間約10コマ 秒間約11コマ
連続撮影可能数(14bit RAW) 200枚 21枚
連続撮影可能数(JPEG/FINE) 200枚 44枚
常用ISO感度 ISO100~51200 ISO100~25600
最高ISO感度 ISO1640000 ISO51200
フォーカスポイント 153点 425点
クロスタイプセンサー 99点
検出範囲 -4~+20EV -1~+20EV
動画関連
動画記録画素数 3840×2160(4K UHD) 3840×2160(4K UHD)
1920×1080(FHD) 1920×1080(FHD)
フレームレート 30p/25p/24p(4K UHD) 30p(4K UHD)
60p/50p/30p/25p/24p(FHD) 120p(FHD)
映像記録方式 H.264/MPEG-4 AVC XAVC S,AVCHD,MP4, S-Log3,S-Log2
その他機能
液晶モニター 稼働式3.2型TFT液晶 稼働式3型液晶
モニター解像度 約236万ドット 約92.1万ドット
タッチパネル あり なし
USB端子 USB 3.0 Micro-B
HDMI出力端子 Type C
Wi-Fi あり あり
Bluetooth あり なし
GPS なし なし
撮影可能枚数 約1240枚 約350枚
質量 約860g 404g

動画機の場合は、まずはAF追従性が命だと思いますので、α6300の4D FOCUS(像面位相差AFセンサー)は非常に強い武器になりそうです。

α6300は防塵防滴も対応している点は良いのですが、おそらくはバッテリー持ちが?な点で、願わくば外部バッテリーかタフ性能(-10度対応)が個人的には欲しいところです。

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2016年2月4日木曜日

米SONY α6300を発表

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Most fastest AF mirrorless APS-C debut.



米SONYが最速AFと銘打ったα6300を発表しました。E-マウントのミラーレスAPS-Cで、世界最速0.05秒のAF合焦速度を誇る「4D FOCUS」で、静止画と動画に強いのが特徴です。

連射速度は最高11コマ/秒。動画撮影は4K撮影が可能で、記録方式はXAVC Sで、最高100Mbpsの4K撮影が可能です。FullHDでは120p/100Mbpsの撮影も可能なので、AFが優秀なら動きもののスローモーション撮影なども楽しめそうですね。S-logガンマもサポートしているので、かなり動画にはこだわりのある仕様となっています。

センサーは約2,420万画素のAPS-C、Exmor CMOSセンサーで、最高ISO51200。425点の全面位相差AFセンサーです。




背面にモニタは稼働式で、約240万画素のXGA OLEDトゥルーファインダも搭載しています。

外部マイク端子なども備えているので、かなり動画撮影を意識したモデルになっている感じなのですが、唯一残念なのはボディー内蔵の5軸手ブレ補正がないこと。

しかし、その残念な点が気にならいくら位、この動画を見る限りではAF追従性は素晴らしい感じで、被写体をきっちり捕まえています。

カメラボディのみの価格は1,000ドル、「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」レンズセットで1,150ドル。国内での発表が楽しみですね。











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edelkrone POCKET RIG2

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Small rig for small camera.

最近、ちょっと気になっているのがこれ。edelkrone POCKET RIG2。

SONYのA7シリーズやOLIMPUSのOM-Dシリーズはボディ内蔵型5軸手ブレ補正が実装されています。ブラシレスジンバルに乗せなくてもある程度はブレを補正してくれるわけですね。

この特性を活かしつつ、BlackMagicのVideo Assistなどのモニター型レコーダーを付けた小型のシステムで気軽に動画撮影なんかをしてみたいな、と思った時に必要なのがRIG。

edelkrone POCKET RIG2にボディ内蔵5軸手ぶれ補正がついたカメラを使えば、ブラシレスジンバルを使った高価で大型のRIGを組まなくても、手軽に動画撮影を楽しむことができそうです。

ある程度拡張性もありそうなので、システムを発展させることもできるのがいいですね。


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2016年2月2日火曜日

4K60fps搭載、Canon EOS 1DX MarkII登場

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The flagship has come.

キャノンのフラグシップモデル、 EOS 1DX MarkIIが発表されました。プロ向けカメラだけあって機能てんこ盛りですね。連写性能が最高16コマ/秒(ライブビュー撮影時)、ファインダー撮影時は14コマ/秒で、前機種の12コマ/秒よりも上回っています。

有効画素数は2,020万画素デュアルピクセルCMOS、画像処理エンジンはDigic6+を2機搭載しています。

常用感度は最高ISO51200、拡張で最高ISO409600相当まで対応しています。AFセンサーは61点測距と旧型と同じ数ですが、すべての測距点でF8対応です。この改良はエクステンダーを使った点で有利に働きますね。

また、旧型比で周辺測距点を最大約24%、中央部を最大約8%拡大しています。

4K動画は60fpsに対応です。また、4Kフレーミング(動画撮影後に4K、880万画素を1コマ切り出し)に対応していますので、「速い被写体のシャッターチャンスを逃さない」というコンセプトを感じさせますね。(ただし、4K動画の記録はMotion JPEGです。)背面液晶もタッチセンサーを搭載していますので、AIサーボIIIと合わせるとピント追従性は非常に優れているのではないでしょうか。

まさに旧型からの正常進化、という感じの仕上がりですね。デュアルピクセルCMOSは、動画に強いCMOSセンサーでAF速度が速い為、Chinema EOS 300 MarkIIにも搭載されています。 

EOS 1DX MarkIIでは4K動画はRAWで記録できないため、Chinema EOSシリーズとの差別化がなされていますね。また、デュアルピクセルCMOSを使ってきたことで、次期EOS 5D MarkIVとのセンサーレベルでの差別化も図られそうな気がします。






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